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Posted by 884 on  | 

十二国記シリーズ新作、落照の獄…!!!

yomyomに十二国記の新作が出ていたので、飛びつくように購入!

で、読了です。
以下、ネタバレアリ、妄想含んだ感想です。

「落照の獄」、主人公は世界北方柳国、
首都芝草に住む秋官司刑の瑛庚(えいこう)氏。
妻も子供も孫もいる、50前に仙籍に入ったから大分お年ではあるのだろうけれど…!
公平に物を見ている、と思える、人物。
司刑の仕事的には、典刑、司刺と相談して刑を決める、最高裁判所の裁判官的お仕事。
(色々説明省きますが)

で、明らかに明確にこれでもか!といわんばかりの凶悪事件の凶悪犯人がいて、
民衆にも、周囲にも、ケダモノだと叫ばれる犯人がいて、
その犯人を死罪にするかどうか、の論議をひたすらし、
悩む瑛庚、周囲の反応、考え方、なんかが書かれていて、
読んでいて、一緒にどうしたら良いのか悩んでました。
主上の「大辟を用いず」という言葉。
(つまりは、殺しちゃなんねえという言葉!)
これがなんか、重しみたくまずどっしりとあって、
明らかに犯罪者!死罪!と下の裁判所で決が出てるのに、
この主上の言葉で瑛庚のところにまで持ってこられる。

死罪は行けない、と天が言っている物を、死罪にするわけにはいかない。
けれどもその行為は明らかに死罪に値するもので、
民衆も死罪を望んでいる。(死罪でなければ、暴動が起きるくらいに)
(死罪以外は認めない、という勢いで!)
そしてケダモノと言われるその犯罪者狩獺本人も、死罪を望んでいる。
何度も更正する機会は与えられていた。
それでも更正せず、更正(物語中では教化、というのだけれど)しようとも思わない、
狩獺。

「自身の理解の出来ない者を、ケダモノと、人以下だと決め付けて、悔い改めよ、改心せよというのか」

確かこんな感じの台詞が何回か出てきたのだけど、(狩獺の言葉じゃないですよ)
ホント、胸を突かれるとはまさに!でした。

でも、どうしたらいい、という天(主上)への問いかけは、返らない。
君らに任すよ、と丸投げ状態。
死罪を一回認めれば、誤った道へ踏み出し始めた天の、世の中の、転がり落ちるように悪くなる未来しか無い様にも思え、それもすごく解り、でもそれを止めるのが君たち法司ってる人たちだろうと、その通りです、と。

最後に、司刑、典刑、司刺、揃って狩獺に会うシーンが、
どこか絶望的な、傾き始めた日の、哀愁的、切なさ、悲しさ、やるせなさ、が、
感じられて、

結局の所、主上を正す人はいないのか、とか。
狩獺を生んでしまったのは、最終的には天である主上なんじゃね?
とか。

国が荒れて、人心が荒れて不安になって、
犯罪者に過剰に怯えて、怯えと不安から人を除外して(罪を犯した者を除者にして、)
過剰に蔑んで、
とりあえず安心して、
狩獺が生活出来なくなり、天を、法を、国を恨んで、
エスカレートしていった…のかな…とか。
(教化する可能性が消えていった?)

それまであった「大辟を用いず」という良い物が通らなくなったのも、
通らなくなってしまったのも、主上のせいといえばせいで。
でも、きっと丸投げしたくなる何かがあったのだろうかーとか。
でも、立場的にそれじゃ国安定しねーから、
僕だったらどうかなーとか。
僕が瑛庚氏だったら、家族いなかったらな……命と引き換えに主上に直接文句言う、
もしくは、自分が殺されて何も代わらないようなら、
動いてもらう様に信用できる者集めて話しておく、とか。
(クーデター…)
傾き始めた国を、治せないのなら、せめて最小限で食い止める方法を…
瑛庚氏には行ってほしいけど…
難しいんだろうな…とも思いつつ。

柳、どうなっちゃうのか…
しかし、泰は?みたいな…(もっと気になる…)


いや、しかししかし、
このタイミングでこの短編て、すごくこう、
世相的にっていうか。
考えさせられました。


さすがの小野主上であります。
面白かった…!!
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